
永井児童センターで集合。今日のスケジュールを説明します。最初に、永井地区内で昨年グラウンドワークの方法で完成した「かえる公園」と「にじ色ぽんぷ公園」を見に行きます。

このときの実行委員会の会長さんから、公園の説明をお聞きしました。今は、真ん中にまあるい芝生、遊具もパステルカラーに塗りなおされて、まるで外国の公園のように開放的でで明るい公園ですが、再整備前は、草がぼうぼうでかえるがぴょンぴょん飛び跳ねているような公園だったということ、だから「かえる公園」と呼ばれていたと聞いて、びっくりしました。

次は、ぽんぷ公園に移動。移動中も楽しくおしゃべり。

ぽんぷ公園には、本当にぽんぷがあります。すごく洒落たデザインは近所に住む家のお嬢さんがデザインしたとのこと。本当は水道が欲しかったけど、予算がなかった、そこで市の技術者さんがポンプを提案して、企業からポンプを提供してもらって完成したということでした。まさに、グラウンドワークですね。感心しました。
もちろん、水も出ます。スタッフとして参加した岩手大の学生さんは平成生まれ。見るのも初めてじゃないかというポンプにチャレンジて、「そうじゃない、こうやるんだ」などなどのちゃちゃも入り、しばし盛り上がりました。これもポンプ効果。
次は、いよいよ今回取り組む高櫓児童公園に行き、現地点検です。

5つの班に分かれて、ひとつひとつ公園の設備や樹木を点検していきます。

公園にはこんな草薮も。これがどんな風に生まれ変わるのか、今から楽しみです。
午前中はここまで。お昼ごはんは各自自宅に戻ってとってもらい、午後に改めてキャラホールに集合し、屋内作業を行いました。

今日の点検のまとめが目標でしたが、目指す公園のイメージもどんどん出てきて、大変盛り上がりました。「高櫓公園だから、あずまやの代わりに高櫓をつくろうか」など、斬新なアイデアも。実現したら面白いな~。
公園の役割として「子供からお年寄りまでが楽しめる公園」というのが、共通するイメージになってきました。
次回は、いよいよ施設の配置を駒などを使ってやる予定です。グラウンドワークでの公園づくりは、本当に計画したとおりに実現するところに面白みがあります。実現は来年の春が目標。いよいよスタートです!
わかな

崎浜公民館で、語らうGメン
今年度の復興交流事業は以下の事業に取り組む合意が整いました。
1)崎浜農園づくり(崎浜にある遊休農地で、みんなで盆花や大豆などをつくり、自家消費するほか販売にとりくむ)
2)海と里の特産品開発(秋鮭など漁業の復旧に合わせて、浮田の味噌と合わせて鮭の味噌漬けなどを試作し、販売に繋げる)
3)柿や椿など、今は使っていない自然資源を活用した商品開発
4)都会に住む出身者とのつながりづくり(季刊情報誌の発行から)
5)浮田との無理のない交流
今回は、崎浜側に事務局をつくってもらい、事務局人件費も事業でみていくことで、生活復旧や復興に向けた自ら体制をつくってもらうことも目的としています。今回うかがって、事務局の方も決まりました。
ちなみに、パソコンと通信機器は、いわて連携復興センターを通じて日本財団さんから提供を受けたものを設置予定。つながりって、すごいっす。
崎浜農園も決めてきました。

崎浜の集落が一望できるよいところです。実は石が多くて耕すのが大変とか、シカ対策が必要とか、いろいろありますが、見晴らしのよいこの場所のほうが、作業をしていても気持ちがよいだろうということでここに決定です。

Gメン、やる気に満ちています。「田畑なら、浮田に任せろ」
浮田から、耕運機もって来る予定。
崎浜と浮田は、続きだし、今がまた始まり。
地域づくりはずっとやってきたけど、今は本当になにをやっても、ひとつひとつの手間の大切さが心に沁みてます。
わかな
以前から、西和賀に避難されている方から、支援物資に対する要望が多くあったのですが、「自分たちで選べるように」というのが条件で、いろいろ支援してもらえる先を探していましたが、「ゆいっこ」さんが花巻の倉庫を開放する、ということになったので、その倉庫までバスで行ってもらおうということになり、5月23日に送迎バスを手配しました。
最初、22人乗りのバス1台の予定だったのですが、合計で67名の参加希望があって(避難されている方の7割)、午前に1台、午後に2台で向かいました。


ゆいっこさんの倉庫は、花巻の市内にあります。午前10時に到着した時には入り口に20名ほど列が並んでいたので、あせりましたが、倉庫はとても広くて、避難者の方もすごく喜んで、思い思いのものを探していました。
ただ、男性、女性、大人、子供にそれぞれ分かれているのですが、山積みになっているので、若い方は、宝探しのように探せますが、お年寄りの方は途中で疲れてしまって「もういいや」と帰る方もいたので、私が代わって春物カーディガンを探し出して、気に入ってもらえました。最初から、寄り添って探してあげればよかったなと反省。
すでに日曜日から開放されていたせいか、下着や春夏物はもうほとんどなく、期待に添えない部分もありました。
できれば、皆さんが仮設住宅に入って、生活が落ち着く夏頃まで、支援物資の供給はあってほしいなと思いました。実際、これから仮設に戻るのに「物を増やせないから」と我慢している人もいたので。

そうはいっても、みなさん大きな袋一杯お宝を持って帰ることができました。
支援団体同士の連携も重要だなと思った一日でした。
ゆいっこさん、ありがとうございました!
わかな

17日と19日は初めての運行だったので、私も同乗し、皆さんと一緒に陸前高田に向かいました。両日とも10人前後の利用希望があり、朝8時に出発し、陸前高田に11時ごろ到着、帰りは15時に高田を出発、西和賀には18時過ぎに到着の予定です。

光寿苑さんは、普段お年寄りの方を送迎しているので、運転手さんも大変丁寧で、皆さん安心して乗車することが出来ました。
4月上旬に西和賀に来た方もいるので、久しぶりに陸前高田を見る方もいて、「わあ、すっかり片付いている」という声も。中には、「もう見たくない」とおっしゃられる方もいました。

気仙町で降りる方、仮庁舎で降りる方、親戚の家のそばで降りる方、皆さんめいめいに用事を済ませ、無事に15時の集合で全員が集まり、帰途に着きました。
「とっても助かった」そう言ってもらってひとつ、ほっとしました。こちらでお手伝いできることは本当に少しだけど、少しは役に立てたのなら。

道中、横田あたりで、田んぼをやろうとしているのを発見。こっちが励まされます。
一時帰宅バスは、西和賀に避難されている方が無事に全員次の場所に移る日まで運行します。
わかな

昨日、岩手大学農学部の一室でいわセンの理事会・総会が開催されました。
理事及び会員の皆さま、スタッフあわっせて13名の出席になりました。
前年度の報告と今年度の事業計画について話し合われましたが、
やはり震災関係の話題が多く上りました。
皆さんで、いわセンとしても岩手の復興のために全力をあげよう!と再確認しました。
それから、今回は、出席された方にお土産も!

いわセンパンフレットの案と、発行しているふるさと情報ペーパー「まめでらか」、
それからいわセンシール!
このいわセンシールを使えば何でもいわセングッズに早変わり!
とりあえず名刺ホルダーに貼ってみました。

なんということでしょう!
いわセンファイルの出来上がりです。
昨日参加された皆さん、ぜひ使ってみてください~!
ほうじょう
西和賀町の地域づくりは、もう10年も前から入っている関係で、避難された方の支援も行い始めて3週間程度が経ちました。避難されている方とのやり取りを重ねて、4つほどの取り組みを実施しています。
1)避難されている方のご家族やご親戚の方の短期宿泊支援
避難されて方のご家族やご親戚の方の方は、陸前高田で大変な避難生活を送られています。内陸に長期で避難することはできないけど、1泊2泊でも滞在してもらって、疲れを癒してもらいたい。特に、西和賀に来るまでにお世話になった親戚に、少しでも疲れを癒してもらいたい。そんな思いから、宿泊費を旅館さんの協力も得て、補填する取り組みを行ってます。これまでに延べ10泊分程度を支援してます。
県の方でも支援を決定したようですが、まだ具体的には動き出していなくて、たぶん対象外の方もでてくるので、今後も行政でフォローできない分をフォローしていく予定です。
2)陸前高田市への一時帰宅バスの運行
市役所に入ったり、金融機関に入ったり、家族に会いに行ったり、仮設住宅の申し込みなどなどに使ってもらうために、週に2回、旅館と陸前高田市を結ぶバスを運行することになりました。週1回分は町のバス、1回分は、老人ホームの協力を得て、そちらのバスをお借りすることに。毎便、避難者の幹事の方も同乗して、運行のサポートする体制も整いました。
3)支援物資の提供
春物の服など、町を通じて各個人が県にお願いをしている物資供給では不足するものもあります。それに対応するために、県内の支援団体が集めている物資を、旅館でお店のように選べるような供給方法で提供してもらえる体制を整え中。来週には1回目を開催できるように奮闘中です。
4)地域との交流イベント
西和賀町内の集落の方や有志の方が、さまざまなおもてなしを企画、実施されています。
今日は、午前中に、旅館の社長と打ち合わせ、町の物資倉庫の確認、避難者の会と方と打ち合わせ、昼をはさんで、町内の支援団体の方と打ち合わせ、町の担当者と打ち合わせ、旅館の社長と打ち合わせ・・・。町内をぐるぐるぐるぐる・・・。
なんとか、来週からのバス運行と、短期宿泊の継続、支援物資の提供の段取りが出来たかなと思います。
これまでのつながりもあるので、どこに行っても誰かは知っている、そんな関係があるからこそ、今日の一日があったなと、改めて“いわせん”と西和賀町のつながりの強さを感じました。
これからも、よろしくお願いします!!
西和賀町では、カタクリ、山菜、今がよい季節ですよ~(宣伝)
我が家でも、連休恒例の畑づくりが無事に終了しました。

(バナナを両手に大喜びの黄色い子供の後ろが畑です・・・)
ほぼ、私ひとりで畑づくり。今年で4年目。初めて鍬の使い方が分かった気がする(遅い)。鍬で畝を立てるのって、「溝を掘る」のではなく、「土を寄せる」のだということ・・・。
おかげで、今年はさくさくと畝立てが進み、ひそかに畑を開拓もしてしまった!

開拓地にはやはり豆?とか思って、小豆を撒きました。小豆じゃなくてもよかったかな・・・。
そのほか、ジャガイモ、ネギ、べんり菜、枝豆、オクラ、トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、とうもろこし、スイカ・・・。
手には豆、体は毎朝がちがちです。でも、これから毎朝の畑点検が私の楽しみです。
昨日、我が家に今年初めてツバメがやってきました。一度、玄関の街灯に巣を作ったことがあって、今回もそのあたりと小屋の中を慎重に点検して飛び去っていきました。前に巣を作ったツバメかなあ~。ツバメ、今年も巣を作ってくれたらいいな。ツバメが巣をつくる家は幸せになると聞いたことがあったようなないような。五月晴れのこの季節。良いことの使者のように見えるというのはだれにとっても、そうなんだね。
昔は取り戻せなくても、少しでも「いつもの春のかけら」が、日本のあちこちに散らばっているといいな。(わかな)