公園の基礎工事はすっかり済んで、生まれ変わった公園に、魂を入れるべく、住民自らの手作り部分の作業をこの日に行いました。
公園の名前は小学生が考えた名前、看板は近所の大工さんと看板屋さんのご厚意で立派に出来上がっています。

草がぼうぼうだった公園は、すっきりとしていました。きれいになると普段からたくさんの子供たちが遊んでいる姿が見えるということで、ご近所さんも皆さんニコニコ顔でした。

子供会と公園づくりの会の花チームを中心に今日は、遊具のペンキ塗りと花壇の花植えの作業を行います。子供たちがたくさん集まりました。1~4年生は花植え、5~6年生はペンキ塗りです。

この日のために、業者さんからはペンキも提供いただきました。事前に、シンナーで薄めたり、塗るための入れ物なども提供してくれました。また、この日は、ペンキ塗りの指導にペンキ屋さんも駆けつけてくれました。

まずは、花植えです。
花植えですが、お天気が続いたこともあって、土はさらさら。最初に穴を掘り、その中に水を入れて、花を植えます。簡単かと思ったら、結構難しい。子供たちは頑張っていました。

植えた花壇は、看板の下、道路側です。歩いている人の目も楽しませられるかな。

同時並行で、ペンキ塗りです。
遊具はたくさんあるし、上から順番に塗っていく必要があるし、すごく大変でした。気を抜くと頭や顔などにペンキが付いちゃいます。前髪にペンキをつけたりしながら、子供たちは真剣に色塗りをしていました。


後日談で、お母さんたちから、「あの日は子供たちはとても楽しかったみたい」とこっそり教えてもらい、とっても嬉しかったです。自分たちで作った公園、これからも大切に、たくさん遊んでね!
高いところはやはり本職のペンキ屋さん、と、駆けつけてくれた盛岡市職員さんです。感謝!

植栽チームのお母さんたちは、樹名板を貼るという作業も行いました。お金がないので、デザインはお母さんたちが行い、印刷とラミネートは家で行いました。バネが良かったけど、バネは高いので、ゴムに。ときどき、木の成長に合わせてゆるめてくださいね。

花壇の名札もラミネートで手作りです。作ってみると、これはこれでありですね。(?)

はっとみると、子供会のお母さんたちも交じって、U字溝のベンチにぬりぬり・・・。

そして、完成したのがこれ! すごい! かわいい!! あったかいぬくもりが伝わってきます・・・。手書きに勝るものはないですね。

朝から始まり、お昼には終了。お疲れ様でした!楽しかったね。
たくさん遊んで、ふるさと永井を、心と体に染み込ませてね。


(わかな)

公園で再整備するところは、①ダスト舗装にして草をはえにくくする、②遊んだ時に手が洗えるように水場を作る、③東屋を作る、④滑り台を設置するで、そのほかにもたくさんの整備が行われることになりました。
これら、市で行ってもらう整備のほかに、自分たちで手作りするものについて話し合いました。
①園名板+掲示板、②花壇、③手作り遊具と遊具の色塗りです。それぞれのチームに分かれて話し合いを開始しました。
遊具チームは子供会のお母さんたちがとても熱心に参加してくれています。今回は遊具の色塗りもあるので、地区内に住むペンキ屋さんにも来てもらいました。(写真のみ左手前)

公園の完成日(ワンデイチャレンジ)は、6月23日に決まりました!
その日に向けて、これからたくさんの人を巻き込みつつ、完成を目指していきます。

(わかな)
これまで5つの班で検討してきた平面図を、ひとつの案に絞り込んでいく作業を進めていますが、その過程で、いくつかの要素についての優先順位を班ごとにつけてもらい、発表してもらう作業を行いました。

作業がしやすいように、それぞれの要素(フェンス、花壇など)とそのランクをカードにして、カードには整備費用も書き込み、全体の予算内に収まるように、優先順位をつけてもらう作業を行いました。今夜も、子供たちが大活躍でした。

発表です。ひと班ずつ発表してもらい、第1位から並べていきます。

結果、ダスト舗装を全面にするというのが、どの班も第一位となり、次いで、水飲み場を整備するという意見となりました。この結論は、住民アンケート結果と同じで、基本の方向性はぶれずに行けることとなりました。
次の作業として、企業の協力を模索しながら、設計図を市役所が描き、最終決定に進みます。その次は、住民が自ら施工する部分の検討が始まります!
(わかな)
これまで5回にわたるワークショップを重ねてきて、ひとつの構想図案にまとまりつつありますが、この段階で、「もう一度現地で確認してみよう!」ということになり、急きょ現地点検を日曜日の朝に開催しました。

9月の朝8時半とはいえ、日差しは強く、まだまだ暑い!でも、たくさんの方が、集まりました。

この活動が始まる最初に現地点検をしたときは5月だったので、9月に見ると・・・ものすごい草ぼうぼう…。再整備の要望の第一位はダスト舗装にして、草が生えにくい公園にすることですが、納得です。ここは花壇で、毎年子供会が花を植えているところだそうですが、花の姿は跡形も見えません…。

今回の公園再整備の最大の焦点は、ドイツトウヒを伐採するかどうするかでした。かつては7~8本ずらっとあったのが、少しずつ伐られて、現在は3本になっていますが、手入れがされていないため、枝は広く張り出し、なんだか、児童公園にはそぐわないような一年中ハローウィン。カラスの巣も作られていました。公園にドイツトウヒ、というのが流行った時代があるそうです。針葉樹で葉も落ちにくいからかなあ。
木と木の間も混んでいて、うっそうとした感じになっているので、せめて3本のうち1本でも伐ったほうがいい、という意見と、公園のシンボルにもなっているし、大切にしてほしいという意見が対立しました。
なので、みんなで現地で確認です。
・・・結論として、まずは、下枝を2メートルほど借り上げ、頭頂も伐り止めし、樹形を整えてみてから、再び様子を見ようという方向性に落ち着きました。

伐ってしまうことはいつでもできる…。それが決め手だったかなと思います。
公園も、日々愛し愛され、育てられていくものなんですね。というか、それをこれからも期待したいと思います。
甦れ~!児童公園!
(わかな)

珍しく、私が説明しているところを撮ってもらったので、初?掲載。毎回、公園づくりは合意形成が求められるので、常に冷や汗をかいています。
前回は、各班に自由に公園の構想図案を出してもらい、今回はその相違点を整理したので、他の班の意見も踏まえて、改めて自分の班の構想図を見直す、という作業をしてもらいました。

なんと今回は、公園の主な使用者、小学生たちも駆けつけてくれました。そしてものすごく具体的で説得力のある指摘をたくさん出してもらいました。物おじしない参加、感動です。

出た意見をまとめたもの。
現在は5つの班に分かれて作業をしているので、これからこれらの意見を一つにまとめていく作業に取り組むことになります。予算にも限りがあるので、これからが正念場となります。
公園の完成は来春の予定です。まだまだ3合目。皆さん、現実に負けずに(?)頑張りましょ~。
(わかな)
この日で5回目のワークショップで、この日は、これまで5つの班に分かれて検討してきた公園の平面図の相違点を整理し、それぞれについて、ほかの班の意見を聞いたうえで、改めて自分の班の意見を話し合い、その理由を整理していく、という作業を行いました。
「草がぼうぼうなので、全面ダスト舗装にする」「あずまやと水飲み場がないので設置する」「遊具を整理する」などは共通する意見ですが、「トウヒを伐る」や「フェンスが壊れているので生垣にする」というのは、なかなか意見が分かれて、着地点を見つけるのに苦労しています。
大切なのは、最初のワークショップのところでみんなで決めた「子供からお年寄りまでが集い、憩える公園にすること」。誰にとっても、大切な公園。
素敵な公園を夢見て、今日もがんばるぞ~~~(汗か涙)

班ごとに、あつい議論が交わされてます。

最後は、班ごとの発表です。説得力のある意見の整理が重要になってきました。(わかな)

永井児童センターで集合。今日のスケジュールを説明します。最初に、永井地区内で昨年グラウンドワークの方法で完成した「かえる公園」と「にじ色ぽんぷ公園」を見に行きます。

このときの実行委員会の会長さんから、公園の説明をお聞きしました。今は、真ん中にまあるい芝生、遊具もパステルカラーに塗りなおされて、まるで外国の公園のように開放的でで明るい公園ですが、再整備前は、草がぼうぼうでかえるがぴょンぴょん飛び跳ねているような公園だったということ、だから「かえる公園」と呼ばれていたと聞いて、びっくりしました。

次は、ぽんぷ公園に移動。移動中も楽しくおしゃべり。

ぽんぷ公園には、本当にぽんぷがあります。すごく洒落たデザインは近所に住む家のお嬢さんがデザインしたとのこと。本当は水道が欲しかったけど、予算がなかった、そこで市の技術者さんがポンプを提案して、企業からポンプを提供してもらって完成したということでした。まさに、グラウンドワークですね。感心しました。
もちろん、水も出ます。スタッフとして参加した岩手大の学生さんは平成生まれ。見るのも初めてじゃないかというポンプにチャレンジて、「そうじゃない、こうやるんだ」などなどのちゃちゃも入り、しばし盛り上がりました。これもポンプ効果。
次は、いよいよ今回取り組む高櫓児童公園に行き、現地点検です。

5つの班に分かれて、ひとつひとつ公園の設備や樹木を点検していきます。

公園にはこんな草薮も。これがどんな風に生まれ変わるのか、今から楽しみです。
午前中はここまで。お昼ごはんは各自自宅に戻ってとってもらい、午後に改めてキャラホールに集合し、屋内作業を行いました。

今日の点検のまとめが目標でしたが、目指す公園のイメージもどんどん出てきて、大変盛り上がりました。「高櫓公園だから、あずまやの代わりに高櫓をつくろうか」など、斬新なアイデアも。実現したら面白いな~。
公園の役割として「子供からお年寄りまでが楽しめる公園」というのが、共通するイメージになってきました。
次回は、いよいよ施設の配置を駒などを使ってやる予定です。グラウンドワークでの公園づくりは、本当に計画したとおりに実現するところに面白みがあります。実現は来年の春が目標。いよいよスタートです!
わかな

リフォーム予定の公園
永井地区は岩手県の元気なコミュニティ100選にも選ばれ、また協働表彰も受けているほど、地域づくりに熱心に取り組んできた地区です。グラウンドワーク手法での公園もすでに2つ完成させています。
ただ、今回はまた新しい自治会のエリアの公園ということで、第1回目として、グラウンドワークについてや、検討の進め方についての勉強会を行いました。

カタカナはどうしても受けが悪いのですが、言い換えるにしてもなかなかよい言葉も浮かばないので、どうしても“グラウンドワーク”と使ってしまいます。言い換えれば、“市民、行政、企業などが協働で取り組む活動”でしょうか・・・。(それもちょっと違うかな)
この日、一番伝えたかったことは、公園のリフォームが目的かもしれないが、本当のねらいは、“公園のリフォームを通じて、地域の絆を強めること”です。
実際に、これまで当センターでもお手伝いしてきた取り組みでは、「声をかけやすくなった」「声をかけたら出てきてくれるようになった」というような効果も聞こえています。
本当のねらいも意識すると、進め方でもちょっとひと工夫加えようかという可能性も出てくると思います。
これからの進め方についても話し合いをしましたが、さすが永井、どんどん決まっていって、こちらがやったことは板書程度。これからへの期待が膨らみました。
本格的な活動は雪が解けてからになります。次の次の春には、生まれ変わった公園を楽しみに、スタートです!
(取り組みのスタートは緊張します~) (わかな)