
今年度、2か月に1回の割合で発行を続けています。
地元の自治組織の会長さん自ら(!)記事と写真を用意して送ってきてくれます。
私はそれを見やすいようにレイアウトして、事務所で印刷し、2穴を開けて、区ごとに仕分けをしてまとめて郵送しています。
同じ記事を、5日に一回の割合でブログとフェイスブックにアップされるようセッティングして、地区外の人にも情報がわかるようにしています。
最近ではリーチ数(読んでくれている人の数)が100人を超える記事も!
徐々に閲覧者数も増えています。
(よしむら)
地区内に住んでいる方でも、なかなか外に出られない方や、日中は忙しくて地区の復興状況がわからない方などもいる・・・
というわけで、崎浜の地縁組織の会長さんが、地区内向けに写真をたくさん使ったわかりやすい広報を作って配布したい!といわセンにお話を持ってきて下さいました。
会長さんが撮りためた写真をたくさん使い、復興工事の近況や、会からのイベントのお知らせなどを載せています。

これは、連携して地区のfacebookやブログでも公開しています。
崎浜ブログ
http://iwasen-sakihama.blogspot.jp/
崎浜facebook
https://www.facebook.com/pages/%E5%B4%8E%E6%B5%9C/430069453693433?ref=hl
「崎浜」で友達検索でもどうぞ。
現在2か月に1回の頻度で発行中です。
今日はその2号目の発送作業をしました。全戸配布なので、区ごとに仕分して送ります。

地区内の方々に、少しでも情報提供ができていれば良いなぁと思いながら作成しています。
(よしむら)
集団移転団地の造成はゆっくりですが進んでいます。
そこで、いよいよ、浸水し、今は草が生えている土地、津波が来る前は集落の中心で、お店も立ち並んでいた場所をどんな場所にしていくか、土地利用と復興事業について本格的な検討を始めました。
事業は、漁業集落防災機能強化事業と防集の事業を活用して整備されていきますが、その前提として、地域がどんな集落にしていきたいかビジョンを描くことも重要になります。
でも、上記の事業はとっても複雑で難しい!単純にリンクはできないし、そもそも住民の視点から完全にリンクさせる必要もない(のかも)。
で、大船渡市さんが委託しているコンサルさんと作戦会議をしているの図、です。うちの代表理事、広田純一教授と、地域自治会の会長も同席ですが、事業内容が難しくて、復興会議をどのように進めるか私はあたまがぐるぐるです。
他の地域でも、これを地域だけでやっているのかと思うと本当に大変。
ここでの成果を上手に還元することも考えていかないとなあと思っています。

(わかな)

復興会議では、数年後に「震災の記録誌」の本誌を発行すべく、そのための原案を作成し、本誌発行の際にスムーズに編集作業が進められるような情報収集等も進めてきました。
結果、様々な方から支援の声を頂き、写真の寄稿や文章の寄稿、支援記録の情報提供などを頂いています。
今後も続けていきますが、今回の体制ではひと段落。
次の体制にしっかり引継ぎができるよう、得た情報の整理を丁寧に行なうことで合意しました!
作業はひと段落ですが、せっかく得られたパイプや情報を有意義に活用できるよう、新体制に臨みたいですね。
ちなみに、毎回会議に参加していた吉村ですが、そのたびに、実は美味しい崎浜のご飯を頂いていました。
今回はなんと生しらす…!!!

私はしらすが結構好きで、スーパーでもちょくちょく買ってきて食べていたのですが、今回
「これが本当の、本物のしらすなんだっっ!!」
と感動して帰って来ました。
生の方は、本当にトロっと溶けて、まるでイカのお刺身のような甘さ!
ゆでてある方は、なんかもう、しっかりとお魚の(当たり前ですが)、お刺身のような風味があって、これもまた美味で!
当たり前なんですが、あぁ、しらすってお魚だったんだと。
桜の咲くこの季節しか食べられない旬のもの、ぜひ食べに大船渡に、崎浜に来て下さいね!
しかし毎回、お手伝いに行っているのか、ご飯を頂きに行っているのか、わからない吉村でした。
(吉村)
「浜らいん」は、崎浜の皆さんから愛称を募集し、崎浜復興会議のメンバーの投票で決まった名前。どんな意味か分かりますか?「はまらいん?」「はまらい!」は、「はまれよ」「仲間に入れよ」という意味の崎浜語です。かわいいね。だれでも気軽に集える場所に育てていくのに、ほんとにぴったりの名前です。
今の浜らいんの全景。風よけも取り付けられて、なんか近代的な風貌(?)

この中に、机といすを並べてみんなでおいしいものを囲みました。

おいしいものは、花巻市東和町の浮田地区のお母さんたちの手作りの山菜やらのほか、崎浜のいかぽっぽもお目見え。


みんなで餅つきもしましたよ。

浜らいんは、東京の設計事務所さんや神奈川大学の皆さんの協力とフランス財団さんと国の新しい公共などなど多くの支援も受けてできました。
フランスと浜らいんのイメージで看板も作ってきてくれました。かわいい。

まだ完全には完成していないので、落成式は改めて5月に、崎浜の皆さんを招いてやる予定です。これから、本当にだれでも気軽に集える「はまらいん?」になるようにしていくのが課題。
まずは、お疲れ様でした!ありがとうございました。乾杯!

(わかな)
昨日から、神奈川大学の先生と学生さん、東京の設計事務所の方も一緒にとんてんかんてん。
すっごく立派になっていてびっくり。今は、屋根貼りと屋根の下の横板を貼る作業をしていました。
昨日は、ものすごい風が吹いていましたが、この日は風もやみ、青空が出ていました。

2時46分、防災無線が鳴り、みんなで黙祷をしました。崎浜にある梵鐘も鳴り響きました。
海はきらきらとまぶしく光っていました。


そのつもりはなかったけれど、2年目のあの時間を海のそばで迎えました。
かなしみをそばで見てるだけの私なので、何を思うこともできないのだけれど、昔、何かに辛かった時に仏様の教えか何かの本で「生きることはつらいこと」という言葉から始まっていて、その時にほおっと力が抜けた覚えがある。いのちにとって、生きることはつらいこと。だれにとっても。そこから始まってもいいんだって。
その中で、もし、救いがあるとしたら、赦すこと、赦されること。
この2年間は長かった。
で、もうすぐ、番屋完成!風の中、雨の中、よく頑張りました。
ねっ?

(わかな)
そのサポートのため、一般財団法人地域創造基金みやぎさんのローズファンドの助成を受けて、建築士さんをお招きして、個別の相談会を開催しました。

居住世帯人数や要望などを踏まえると、どんな間取りがあり得るのか、どんなことに気をつけなきゃいけないのか、具体的なアドバイスをたくさんもらいました。
大切なのは、「いいな!」と思った間取りのチラシなどは取っておいて、できればモザイクでもいいから、自分で間取りを書いてみることとか。
この日の夜に開催した被災者連絡協議会の役員会では、住宅についてなど定期的に情報共有をしていこうということになりました。県内では、地元の建設業者さんがグループを組んで復興住宅を作り始めています。そのような情報収集をしたり、見学会をしたり、今後もいろいろと取り組んでいく予定です。
展示場などに行っている人たちもいますが、なかなか行けない人たちもいるということで。
崎浜の集団移転候補地を見に行ってみました。
地区の高いところにありますが、船の錨が横たわっていました。何を思っているのやら。

(わかな)